文庫新刊が発売になりました。
幻冬舎文庫より、『女の子は、明日も。』。
よろしくお願いします。
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表紙絵は単行本から引き続き、谷川史子さん。
解説は、滝波ユカリさんが書いてくださいました。

中高生の頃、谷川史子さんの漫画がすごく好きだったんですよね。
そして滝波ユカリさんは、作家デビューしたばかりの頃、編集者さんから「飛鳥井さんと同世代の漫画家さんで、面白いんですよー」と勧められてから、好きになった漫画家さん。
大好きな漫画家さんたちが彩ってくださって、とても幸せな一冊になりました。
谷川さん、滝波さん、本当にありがとうございました。
たくさんの方に、手に取ってもらえますように。

タイプの違う、高校の同級生だった四人の「女の子」たちが、32歳になって再会するという話です。
かつて女の子だった女性たちの、大人の友情の話が書きたかったのです。

「女性同士の友情」って、笑顔を浮かべながらテーブルの下では足を蹴り合ってるんでしょ? 
なんて言われたりして、時に、じゃなくて、かなり頻繁にかな、それが下世話な笑いとして消費されるようになって久しいなあと思いますが。
わざわざ語るまでもないことだけど、女性の友情=黒い、だけなわけはないし、そういう側面があったとしても、だからって女性の友情のきれいな部分、明るい部分まで、その黒さに染められてしまうわけでは決してない。
そういう思いから、描いた物語です。

私は今、30代の後半ですが、これまでの人生を振り返ると、本当に同性の友人には、いつの時代も助けられてきたなあと思うのです。
あ、男性にはわからない!とか、男性は頼りにならない!なんて、乱暴なことが言いたいわけじゃないですよ。
ただ、現代社会の仕組みの中で、右往左往しながら生きていると、どうしたって、時に自分の性別に基づく悩みや痛みに遭遇するのですよね。
そういう時、同性の友人って、どれだけ頼もしい存在か。
自分より長く生きている同性の友人には、それらとの向き合い方を教えてもらったし、同世代の同性の友人は、いつも一緒になって闘ってくれたなあ、と思う。
「いい大人」として生きるこれからは、自分もしてもらってきたように、自分より若い同性の友人に、さりげなく頼もしく寄り添ってあげられる人になりたいな。

女性同士の友情の、黒いだけじゃない「物語」は、今後も描き続けたいと思います。
まずは文庫になった『女の子は、明日も。』を、どうぞよろしくお願いします!



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